おかやまの農林水産業 令和7年度版
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か□やよいだいきぼきかいこうりようかんたくぬまちすいでんじまこわんかさおかちいきびぜんのくにしんでんおおがたおかやまはんしゅいけだみつまさにゅうしょくはつどう広びろとした児島湾干拓地全国に先がけて使われた大型農業機械笠岡湾干拓児島湾干拓(1)米づくりと干拓(2)機械化農業のはじまり2 農業のうつり変わり 岡山県で米づくりがはじまったのは,2,000年以上も前のことです。弥生時代になると,主に川の近くや沼地で米づくりを中心とした農業がおこなわれるようになりました。 江戸時代には,水田をふやすための干拓がさかんになりました。とくに児島湾では,(備前国)岡山藩主池田光政らによって大規模な干拓がおこなわれ,新田が開かれました。 平成2年には,笠岡湾干拓地が完成し,入植がはじまりました。 児島湾の干拓地では,大正時代の中ごろに石油発動機で動かす耕うん機,もみすり機,バーチカルポンプ(水をくみあげるポンプ)などを利用した農業がさかんになりました。 また,この地域では,トラクターや大型コンバインを利用した機械化農業が全国に先がけておこなわれました。

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