農業に参入、頑張る企業/JAまにわ

キヨミドリの播種を行うスタッフ
キヨミドリの播種を行うスタッフ

岡山県真庭市の(株)大和建設は、同市湯原地区特産の青大豆「キヨミドリ」の生産を通じ、地域興しをけん引している。

キヨミドリは、旧湯原町が転作対策として1998年に栽培に着手。真庭市が制定する真庭ブランドにも認定されており、地域を担う農産物の1つとなってい る。ショ糖の量が通常の大豆の2倍と言われ、栽培している産地も少ないことから「幻の青大豆」と呼ばれており、市内外から注文がある。

当初は異種業からの参入のため、地域からの信頼を得ることに力を入れた。日曜日などに行う地域の川掃除や草刈りに積極的に参加。元々地元にあった企業とい うこともあり、徐々に借り受け農地が拡大してきた事が地域からの評価を物語る。参入当初、作付け面積が37アールだったキヨミドリも、今年は5ヘクタール と大きく伸びた。ほかに白大豆90アール、水稲7.5ヘクタールも手掛ける。社長の小椋正一さん(50)は「荒れていた農地が本来の姿を取り戻した姿を見 る事がなによりも喜びとなっている」と話す。

年替りのローテーションで30代半ばの従業員5人が農作業に従事している。今年も6月上旬にキヨミドリの播種を行った。10月半ばの収穫を目指して病害虫防除や中耕などの作業を行う。

小椋社長は「必要に迫られて始めた農業だったが、楽しんでできるようになってきた。農業を通し地域とともに発展し、採算のとれる農業経営を目指したい」と意気込みを話す。

当面は品質のよいキヨミドリの生産に力を入れつつ、将来は加工食品の生産や販売をと夢は尽きない。

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