ピオーネ房作り正念場/勘所の技術もつなぐ/JA阿新ぶどう部会/JA阿新

房の仕上がりをイメージしながらハサミを入れる江口さん
房の仕上がりをイメージしながらハサミを入れる江口さん

JA阿新ぶどう部会が主力ブドウ「ピオーネ」の房作りで仕上げの段階に入った。出来栄えを左右するもっとも大切な作業のため、各地で講習会を開いて技術を確認している。大粒傾向で果皮の色づきに課題を残した昨年の反省を踏まえ、粒数や房の形を一つひとつ整えていく。

房の生産目標は1房650グラムだ。果粒数を35個から40個に間引き、1粒当たり15グラムから18グラムの大きさになるよう調整する。しかし、天候や生育具合に影響を受けることが多く、栽培が十数年のベテラン農家でも経験や勘所に頼る部分が多いという。

新見市豊永赤馬で70アールを栽培する田中隆正さん(66)は、6月中旬から2万4000房の管理に余念がない。19日には講習会 に参加し、地区のメンバー22人と一緒に房の完成イメージや作業手順などを徹底した。25年の経験で培った勘所の技術は、後継者で2年目の江口圭吾さん (41)にも教え込んでいる。田中さんは「粒の大きさや果軸の長さ、房の形のバランスを考えながら手を入れ、今年は最高の品質に仕上げたい」と力を込め る。

江口さんは「房作りは難しいが、自分でハサミを入れた分だけ形になり、おもしろい」と熱意をみせる。

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